睡眠時無呼吸症候群(SAS)
わが国では成人男性の約3~7%、女性の約2~5%が睡眠中に無呼吸を繰り返す病態「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」であるとされていますが、その大部分は診断を受けていない潜在患者です。睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気などの症状から交通事故や仕事上のミスに繋がったり、高血圧、不整脈、脳血管障害、虚血性心疾患、糖尿病、胃食道逆流症などの合併症に繋がる恐れがあります。睡眠中の大きないびきや中途覚醒・呼吸停止、日中の眠気・倦怠感など気になる症状がある方は、まずは一度検査を受けることをお勧めします。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査及び治療を行っています。
良い睡眠のための5つの原則
①からだとこころの健康に、適度な長さで休養感のある睡眠を
②光・温度・音に配慮した、良い睡眠のための環境づくりを
③適度な運動、しっかり朝食、寝る前のリラックスで眠りと目覚めのメリハリを
④カフェイン、お酒、たばこなど、嗜好品との付き合い方に気を付けて
⑤眠れない、眠りに不安を覚えたら専門家に相談を
日中は体を積極的に動かし、規則正しい起床・就寝時間、寝る前のパソコン・スマホ操作やゲームは避ける、寝室はなるべく暗くするなど、質の高い睡眠のために、できることから始めてみましょう。
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」厚生労働省より
厚生労働省より、良質な睡眠をとるための参考となる情報「Good Sleepガイド(ぐっすりガイド)」が公開されていますのでそちらもご参照ください。
ぐっすりガイド
成人版 https://www.mhlw.go.jp/content/001288005.pdf
高齢者版 https://www.mhlw.go.jp/content/001288007.pdf
長田病院 睡眠呼吸センター
TEL:0944-72-9607(代表)