柳川市の内科専門病院:清和会長田病院の緩和ケアへの取り組み

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長田病院

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医療の現場

緩和ケアへの取り組み

はじめに

わが国では年間32万人のひとががんでなくなっています。
長田病院では平成19年,20年の悪性新生物の患者さんは17%、死亡率は12%
このような状況の中、私たちは、がんと向き合って暮らす人々をサポートしていくことが重要であると考えています。
患者さんは病状の進行に伴い、それまでの生活習慣を維持できなくなります。しかしほとんどの患者さんは自分のことは自分でやりたいと願っています。
そういった患者さんの人格や価値観を尊重しながら、そのひとらしさを支援していきたいと考えます。
また、がんの患者さんだけでなく終末期の看取りとなる方に対しても同様にサポートしていきます。

対象者について

患者さんと御家族の苦痛に対するさまざまなケアについて、がんの患者さんだけではなく、病気をもったすべての方を対象として、支援していきます。

あゆみ

平成21年 緩和ケア認定看護師誕生
認定看護師 主任・石橋あかね
認定看護師活動: 緩和ケアチームリーダー
緩和ケア役割モデル
事例検討会の主催
エンゼルケア講習会
研修会開催
平成21年2月 長田病院緩和ケアチーム発足、
それまでは看護部内に緩和ケア推進チームとして存在

目的

当院では医師、看護師、薬剤師など多職種によるカンファランスを通してチームによる緩和医療の内容とその効果についてアセスメント力をたかめていきます。

緩和ケアチーム

緩和ケアチーム

緩和ケアチーム活動内容

  1. ケースカンファランス
  2. 症状コントロール:身体的症状(痛み、息苦しさ、倦怠感)精神的症状(不眠、せん妄)など
  3. 研修会への参加
  4. がん専門看護師コンサルによりケアの向上を図る
ELNEC−Jコアカリキュラム看護師教育プログラム
●エルネックーJの開催にあたり

H23年9月3〜4日の2日間、長田病院においてELNEC−Jコアカリキュラム看護師教育プログラムが開催されました。
職員を初め、他の病院からも含め46名の参加があり反響の大きさを実感しております。
講師は外部より、「がん看護専門看護師 梅田恵先生」、「老人看護専門看護師 桑田美代子先生」「緩和ケア認定看護師 小野幸代先生」と当院の「緩和ケア認定看護師 石橋あかね」の4人でした。
研修内容は10のモジュールから構成されており、講義とグループディスカッションをうまく取り入れた質の高い研修内容でした。
それぞれのグループにはファシリテーターとして講師と当院の看護科長らが役割を担い進めていきました。
研修翌日、病棟巡回時に、多くの職員がこれからの看護について、いろんな考えや、やりたいことなどを語ってくれました。こんなに熱い思いを持った職員らを誇りに思い、研修を開催できてよかったと考えております。これらの研修内容を活かしていくためにも、心に残る看護体験を「職員自身」がどう思ったかを語っていくことで、自分が大切にしてきたことや自分の看護観、目指して行きたい方向を探るためにも、大いに看護を語る場を作っていきたいと考えています。

看護部長 武藤節子

●エルネックーJ ファシリテーターを務めて

今回、ファシリテーターとして初めて経験だったため心構えやグループワークの方法を事前に学習して研修に臨みました。
考えていたよりも難しく思う様にできませんでしたが、受講者の方が安心して参加できる様に、全員を尊重し、話しやすい雰囲気や場作りを心がけました。
短い時間でしたが、受講者の皆さんが講義を受け、グループワークを重ねる毎に、自分達の看護に自信をもって患者さんへの想いやエンド・オブ・ライフケアを語るまでに成長された事に感動すると共に看護の質を見直すよい機会になりました。
今後は、研修で学んだ事が組織全体に広がる様にそれぞれの現場で看護を語る(ナラティブ)機会を増やして行きたいと思います。

(ファシリテーター 一同)

●研修を終えて

エンド・オブ・ライフケアを必要としている患者さんがかなりの割合を占めます。そこで今回ELNEC−Jの研修を開催するに当たり大きなテーマとして高齢者のエンド・オブ・ライフケアを掲げました。初めての経験でうまく受講生に思いを伝えることができるか不安でしたが実施した講師もたくさんのことに気づき、たくさん看護を語ることができ満足できるものになりました。何よりも明日からの実践につながる研修となり今後も継続していくことができるようにエンド・オブ・ライフケアを浸透させていきたいと考えています。

緩和ケア認定看護師 石橋あかね

●研修に参加して

今回のエレネック研修に参加して、緩和ケアの奥深さを学びました。その中で感じたことは患者さん、家族の思いをどれだけ組むことができていただろうか、病気になった患者さんが何を得て何を失うか、自分達の看護でどれだけ患者さんが満足することができているだろうかと考えています。人は誰でも死を迎える日が来ます、自分らしく生きて死を迎えることが本当に難しいことなんだと改めて考えるきっかけとなりました。
1つ1つのケアは意味があること、一瞬でも患者さんがよかったと思えるそんなケアを目指していきたいと思います。そして看護は患者さんを通して学び得るすべての心なのだと胸に刻んでこれからも頑張っていきます。ありがとうございました。

5階病棟 入江聖治

エルネック

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